清涼飲料水製造基準(清涼飲料水・ミネラルウォーター類)|株式会社 日本総合科学
1.原料
・製造に使用する果実・野菜等の原料は鮮度その他の品質が良好であり、必要に応じて十分洗浄したものでなければならない
2.原水
1)清涼飲料水(ミネラルウォーター類、冷凍果実飲料、原料用果汁飲料以外のもの、以下同じ)
原水は飲用適の水)①又は②)でなければならない
①水道事業による水道、専用水道、簡易専用水道により供給される水(水道水)又は
②清涼飲料水の原水の基準(26項目)に適合する水:表参照
2)ミネラルウォーター類
①1)の②に同じ 又は
②ミネラルウォーター類の原水の基準(18項目)に適合する水:表参照
③ミネラルウォーター類のうち、二酸化炭素圧力が98kPa(20℃)未満で、かつ殺菌又は除菌を行わないものの原水に追加される条件
a.原水は鉱水の� �とする
b.病原微生物に汚染されたもの又は汚染を疑わせるような生物、物質を含まない
c.・芽胞形成亜硫酸還元嫌気性菌:陰性(亜硫酸一鉄加寒天培地法)
・陽球菌:陰性(KFレンサ球菌寒天培地法)
・縁膿菌:陰性(mPA-B寒天培地法)
・細菌数:5以下/mℓ(標準寒天培地法)
項 目 | 清涼飲料水 | ミネラルウォーター類 |
一般細菌 | 100/mℓ以下(標準寒天培地法) | |
大腸菌群 | 陰性(50mℓ中、L.B.,B.G.L.B.培地法) | |
カドミウム | 0.01mg/ℓ以下 | |
水銀 | 0.0005mg/ℓ以下 | |
セレン | - 細菌はどこから来た | 0.01mg/ℓ以下 |
鉛 | 0.1mg/ℓ以下 | 0.05mg/ℓ以下 |
バリウム | - | 1mg/ℓ以下 |
ヒ素 | 0.05mg/ℓ以下 | |
六価クロム | 0.05mg/L以下 | |
シアン | 0.01mg/ℓ以下 | |
NO3-N及びNO2-N | 10mg/ℓ以下 | |
フッ素 | 0.8mg/ℓ以下 | 2mg/ℓ以下 |
ホウ素 | - | 30mg/ℓ以下 |
有機リン | 0.1mg/ℓ以下 | - |
亜鉛 | 1.0mg/ℓ以下 水も消毒ショック | 5mg/ℓ以下 |
鉄 | 0.3mg/ℓ以下 | - |
銅 | 1.0mg/ℓ以下 | |
マンガン | 0.3mg/ℓ以下 | 2mg/ℓ以下 |
塩素イオン | 200mg/ℓ以下 | - |
Ca、Mg等(硬度) | 300mg/ℓ以下 | - |
蒸発残留物 | 500mg/ℓ以下 | - |
陰イオン界 面活性剤 | 0.5mg/ℓ以下 | - |
フェノール類 | 0.005mg/ℓ以下 | - |
有機物等 (KMnO4消費量) | 10mg/ℓ以下 自然にあなたの歯を白くする方法 | 12mg/ℓ以下 |
PH値 | 5.8以上8.6以下 | - |
味 | 異常でないこと | - |
臭気 | 異常でないこと | - |
硫化物 | - | 0.05mg/ℓ以下 |
色度 | 5以下 | - |
濁度 | 2以下 | - |
3)冷凍果実飲料
4)原料用果汁の製造基準あり
3.殺菌・除菌の方法等
1)清涼飲料水
・清涼飲料水は容器包装に充てんし、密栓もしくは密封した後殺菌するか、又は殺菌したものもしくはろ過器等で除菌したものを自動的に容器包装に充てんした後、密栓若しくは密封しなければならない、殺菌又は除菌の条件は次の通りである。
a pH4.0未満のものの殺菌に当たっては、中心部の温度を65℃10分加熱又はこれと同等以上の効力を有する方法で行うこと。
b pH4.0以上もの(pH4.6以上で、かつ水分活性が0.94を越えるものを除く)の殺菌にあっては、中心部の温度を85℃30分加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法で行うこと
c pH4.6以上、かつ、水分活性が0.94を越えるものの殺菌にあっては、原材料等に由来して当該食品中に存在し、かつ発育し得る微生物を死滅させるのに十分な効力を有する方法又はbに定める方法で行うこと
d 除菌にあっては、原材料等に由来して当該食品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を除去するのに十分な効力を有する方法で行うこと
ただし、容器包装内の二酸化炭素圧力が20℃で98kpa以上であって、かつ、植物又は動物の成分を含有しないものにあっては殺菌及び除菌を要しない
2)ミネラルウォーター類
(1)殺菌又は除菌を要するもの
・容器包装に充てんし、密栓もしくは密封した後、殺菌又は自記温度計をつけた殺菌器等で殺菌もしくはろ過器等で除菌したものを自動的に容器包装に充てん後、密栓もしくは密封する
・殺菌又は除菌は、その中心部85℃,30分加熱、又は原水等に由来し製品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を殺菌又は除菌するのに十分な効力を有する方法で行なう
(2)殺菌又は除菌を要し ないもの
①二酸化炭素圧力が98kpa(20℃)以上のもの
②二酸化炭素圧力が98kpa(20℃)未満のものであって、次の条件を満たす物
・泉源(硬水)から直接採水したものを、自動的に充てんし、密栓又は密封する
・沈殿、ろ過、曝気又は二酸化炭素の注入もしくは脱気以外の操作を施さない
・容器包装詰め直後の細菌数20/mℓ以下
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